タジーマジーブーケ
聞きなれないこのブーケ
古いヴィクトリア時代に人気だったブーケです
前回ご紹介した
ベストフラワーアレンジメント夏号に掲載されています
雑誌では
花をメインにしたアングルなので分かりにくいのですが
実はこんな花器を使っています
小さな円錐形を逆さにしたものの先に
リングがついています
ここに指をいれて
主にパーティーなどで持ち運べるようにデザインされたものです
花器の内部はとても小さいので
花はたくさんは入りませんが
上手にくんで落ちないように専用のピンがついています
ロンドンに住んでいるころ
郊外のアンティークショップで
ブルーのガラスとシルバーの細かい細工の美しさに惹かれて
さらに説明を聞いてみると
めずらしいものだったので購入したものです
が
今まで日の目をみることなく
今回はじめてのお披露目となり嬉しい!
しかも雑誌の編集の方から
「この花器はどこで買えるか?」という問い合わせが何件もあったと聞いて
これもちょっと嬉しい
ヴィクトリア時代の貴婦人たちが
華やかなドレスや素敵なハットに身を包み
指にちょこんとこんなブーケをもっている姿を想いうかべて
想像が広がります